Chapter 1. 膝と腰の関係
9月になり、暑さも幾分和らいでまいりました。しかしまだまだ暑い日が続くようですので熱中症などには十分ご注意ください。 ブログ内容について検討していたのですが、当面、毎日の診察の中で患者様に説明する機会の多いことを少しずつ書いていこうと思います。 第1回は 腰と膝の関係について 書こうと思います。 当院を受診される患者様に指導する機会が最も多いのが姿勢の話です。 横向きのシルエットをみてその人の年齢をイメージすることがある程度可能です。 これは高齢になると背中が丸くなっていくイメージが皆さんに既にあるからです。 つまり普通に歳をとっていくと背中は丸くなってきます。 なぜでしょうか? 人間は基本的に屈筋の方が、伸筋より強くできています。 全身を脱力したとするとすべての可動部分は屈曲します。(おなかの中の胎児のイメージ) 脳にダメージをうけ寝たきりなってしまった方等も同じような姿勢になっていきます。 これと同じことが、健常な方にも少しづつおきていきます。 具体的には1番多いのは、膝が伸びにくくなり、腰が曲がっていくパターンです。 人間は起立して歩こうと

