ウオノメ・イボ
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ウオノメは繰り返す刺激により皮膚が肥厚して深部に刺さるため痛みが生じます。
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靴を変えたり、歩き方を工夫することで予防できることがあります。
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芯を抜かないと痛みが取れないことが多いです。
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タコはウオノメと似ていますが表面方向に広がるため痛みは軽いことが多いです。
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ウオノメと間違いやすい病気にイボ(尋常性疣贅)があります。
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尋常性疣贅は削ったりすると広がりやすく、触っていると手の指にも広がることがあります。
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尋常性疣贅はパピローマウイルスによる感染症です。
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ウオノメとの鑑別が必要ですが、中心部に血管が見える場合はイボの可能性が高いです。
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当院では液体窒素を用いた冷凍療法を行っています。
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冷凍療法は低温やけどを起させるようなものなので水疱・血疱ができることが多いです。
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水疱が破れた場合、細菌感染を併発する可能性があるため、プールや入浴を控える必要があるケースも考えられます。
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冷凍療法は痛みを伴うため、特に子供さんの場合、十分に納得した上でお越しください。
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冷凍療法を行った部位には瘢痕化(傷跡形成・色素脱失・潰瘍形成)することがあります。
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ヨクイニンという生薬で免疫力を上昇させる治療を併用することもあります。
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ヨクイニン単独で改善するのは2か月で約10~20%程度とされています。
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子供の方が効果がある印象です。
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経過が長くなるほどウイルスが深部にまで侵入している可能性が高く難治性になりやすいです。
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一度で治癒することの方が少ないので多くは複数回の冷凍療法が必要となります。